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広島のカキ船移転問題で、「日本イコモス国内委員会」は一体何様か!

  牡蠣といえば広島と答えるほど、牡蠣は広島を代表する海産物だ。この時期はまさに牡蠣鍋や牡蠣フライといった牡蠣料理のシーズンだ。また広島市の都心部には、大きな川が4本流れている。いずれも大田川の支川で、川幅といい、そのゆったりとした流れといい、公園の緑の中を遡上していく観光船の光景は、ここはヨーロッパかと錯覚するほど落ち着いた街の風情を醸し出している。広島が水の都といわれるゆえんである。この景色をみていると、ここが70年前に、人類史上はじめて投下された原爆の爆心地とは想像ができない。
  原爆投下の象徴である原爆ドームは大田川本川と支川である元安川の分岐点にあるが、この元安川を下流に約700m下ると、左岸側に牡蠣料理で有名なカキ船が浮かんでいる。この向かいの右岸側にも同じようにカキ船が浮かんでいる。カキ船とはいっても、小さなフェリーボートの2皆部を料亭に改造したような船である。堤防の遊歩道と料亭の2階入り口が直接つながっており、厨房は船倉の1階にある。ワシは仕事で広島に3年いた。カキ船が係留されている元安川の堤防遊歩道が会社への通勤経路だった。行きは左岸堤防を、帰りは右岸堤防を、歩いて通っていた。路面電車が通る相生通りから、川沿いに原爆ドーム、平和公園、カキ船「かなわ」に至る、木立の中の遊歩道は心を和ませたものだ。しかし今、このカキ船「かなわ」が騒々しくなっている。
  「かなわ」は治水上の問題から、現在の位置より約400m上流の左岸に移転する予定になっていた。移転する予定の場所は、対岸に被爆建物の平和記念公園レストハウスがあり、周辺には慰霊碑が点在する。河川管理者の許可も得ているし、広島市などで構成する「水の都ひろしま推進協議会」も、「カキ船は広島の文化」などとして移転を承認している。これを受けて「かなわ」は新船の製造にも取り掛かっている。そこに、予期せぬところからクレームがついた。
  世界遺産などの文化財保護に関わる「日本イコモス国内委員会」(東京)「鎮魂の精神が失われる」などと判断し、市に移転再考を求めたのだ。この団体はこれまでにも、世界遺産「春日山原始林」に隣接する若草山(奈良市)でモノレールを建設する構想が浮上した際、「世界遺産指定地区の保護を軽視している」と厳しく指摘して、構想自体を白紙に戻したこともあった。自然や文化財を保護するには、その歴史的背景や保護の手法、景観など、その場にふさわしい保護の在り方が求められることは言うまでもない。しかし今回の指摘は、「鎮魂の精神が失われる」というもの。この騒ぎを聞きつけて、今度は地元が「かき船問題を考える会」を結成し、広島市に再考を求める署名活動を行う方針を決めた。カキ船の移転問題が何か変な方向に行きそうな雰囲気だ。
  イコモス言い分としては、「かなわ」の移転は、「平和を願う場としての精神性を低める可能性がある」というものだ。船の移転が、営業職種や色彩、形、景観との調和などといった問題ではないところで反対されている。しかし、「鎮魂の精神」や「平和を願う精神性」などは、個々人の心、内面の問題であり、それの表現の仕方も、人それぞれである。「日本イコモス国内委員会」は、人の精神をどのように判定するつもりなのか。「これが鎮魂の仕方だ」とか、「これが平和を願う精神性の標準型だ」というものを示すつもりなのか。
  イコモスは原爆ドームをアウシュビッツと同じような遺産にすると息巻いているが、そもそもイコモスという団体は施設の設立趣旨、維持方針までも決定できる団体なのか。原爆ドームおよび平和記念公園は、特定のイデオロギーを排して、全ての人々が、それぞれのやりかたで平和を祈念する場でいいではないか。精神という個人の内面までも規制しようという施設になるなら、そんな世界遺産はいらん!
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コメント

No title

私も同じ意見です。かき船に目くじら立てるんなら世界遺産登録を返上してもええ思います。

ヤフーの方で

カープ球団非公認ヤジ将軍やんばる のブログ

にて論陣を張っておりますので、またお越しいただければと存じます。

やんばるさん、ありがとうございます。

>ご来場、ありがとうございます。やんばるさんのブログにコメントさせていただきました。pioponpanMAです。これからも、よろしくおねがいします。

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