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河野談話は残す、しかし調査は検証する。で、何がしたいの?

  政府は1日の閣議で、日本政府がいわゆる従軍慰安婦問題で「おわびと反省の気持ち」を表明した1993年の河野洋平官房長官談話を「見直すことや新たな談話を発表することは考えていない」との答弁書を決定した。
安倍首相は3月24日にオランダ、ハーグで開かれた核セキュリティーサミットで、日米韓の首脳会談を実施するにあたり、韓国の朴 槿惠大統領を出席させるため、河野談話の見直しの撤回を表明していた。河野談話の根拠となった元慰安婦へのヒアリング調査および調査報告書の作成過程については検証するという。
  河野談話の見直しをしないという答弁書を決定したということは、河野談話を実質認めるということだ。それなのに元慰安婦への調査と報告書の作成過程は検証するという。検証をして何を言いたいのか。矛盾を感じているのはワシだけではなかろう。検証の結果、報道にあるように、調査が極めて杜撰で信用に足るものではないこと、最初から政治決着させるための結論ありきの調査ということが明らかになれば、政府はどう対応するつもりなのだろうか。この問題に対する政府の判断が理解できない。矛盾に矛盾を重ねてますます日本政府の姿勢がわからなくなる。日本国民がこういう状態だから、外国政府および外国人が日本の主張を理解できるはずもない。むしろ詭弁を弄しているようにみえるだろう。
  これまでにも言われてきたことだが、日本人は議論でも、物事の判断においても明確に白黒をつけない、つけたがらない。後の事態に解釈、判断の幅をもたせるためだ。そのときの最大公約数で妥結させようとする。当座を無事収めることで将来に宿題を残す。それが相手に対する配慮なのか、事なかれ主義なのか知らないが、その結果が竹島問題であり、尖閣問題であり、日中中間線での海底石油採掘問題であり、この従軍慰安婦問題だ。日本国内で通じる「あ・うん」の呼吸や、「配慮」は世界では通用しないことは、これまでにも高い授業料を払って学習してきたはずだ。しかし、河野談話の見直し問題で、また同じ失敗をしようとしている。
  日本政府は、こういうあいまいな態度をやめて、河野談話を認めるか認めないかはっきりと態度を表明すべきだ。これをしないかぎり、今後の対応が矛盾に満ちたものになり、結果徒労に終わることにもなりかねない。
  船長がしっかりと指示してくれなきゃ、航海士はどっちに進めばいいのか舵が切れないよ、安倍ちゃん。
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コメント

また玉虫色かよ

 こんにちは。

 日本はハッキリ言って、議論や討論の場において白黒ハッキリつけずに玉虫色の決着をありがたがる風潮があるが、これだから中途半端な結果になってあまつさえその後の処理が最悪になるんじゃないかって思うんです、これまで何度も同じような間違いを繰り返してきたのか?

 相手に配慮ばかりで主義主張を強調しない点については、いかに日本が自己主張の弱い国って言うことを露呈しているに過ぎませんね。海外を相手に討論したり議論する場合、強い自己主張力が求められるのに、それすらしないと言うのはバカにも程があるっての。

 ハッキリしない主張や見解を信用しろと言うのは無理があり過ぎるし、玉虫色の決着なんて日本では通用しても海外では通用しないとい言うことをいい加減理解すべきです!!

Re: また玉虫色かよ

> 今晩わ、アジシオ次郎さん

相手を刺激するな、穏便に、あまり事を荒立てるな、まあまあ、などといっての場を収める。日本人の性向ですね。これを外交交渉でもするからその度に問題を作ってしまうのです。この背景には、今度問題になるときは自分はいないから、次の人がうまく処理してくれるだろうという責任転嫁、無責任主義があるとおもいます。とくに官僚にこの傾向が強いですね。彼らは2年毎くらいで異動しますからね。結果、国益を棄損しても誰も責任をとる人間がいない。最終的には国民が全部被ることになるのです。こういう官僚制度は大いに問題があります。しかし、詰まるところ、その官僚をうまく使えない政治家に力量がないということですね。

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