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河野談話の見直し撤回で、また新たな日韓の歴史認識問題が発生する。

 安倍首相がオランダ・ハーグで開かれる核安全保障サミットに出発した。このサミットで合わせて開催される日米韓の首脳会談では、朴大統領と初めて会談することになる。安倍首相はこの会談で朴大統領と会談するために、河野談話見直しの意向を撤回した。北朝鮮の核開発、核ミサイルを背景にした北の脅威と、南シナ海、東シナ海、そして一方的な防空識別圏の設定にみる中国の覇権主義に対する日米韓の共通認識と防衛協力を確認するためだ。 日本にとっては、河野談話の見直しよりも、北の脅威と中国の東アジアへの進出のほうが喫緊の課題と判断してのことだろう。現状の東アジア情勢をみれば、とくに韓国の今の政治状況をみれば、安倍首相の判断には納得する部分もある。政府は、河野談話の見直しはしないと明言したが、談話に至った調査の過程は検証するという。
 今朝の政治番組を見ていると、安倍政権は河野談話の見直しはせずに、新たな談話を発表することを考えているようだ。この談話により、河野談話を実質形骸化させるつもりなのだろうと解釈している。日韓の首脳会談を継続的に実施したい日本が、韓国の同意を得るために大義を捨てて妥協した結果となった。これで今回オランダ・ハーグで開かれる核安全保障サミットでの日米韓首脳会談は行われるが、それ以降の日韓首脳会談の実施を確約するものではない。
 日本とすれば、河野談話は見直しをせず、準政府見解として残すから韓国の要請に応えているというつもりだろうが、韓国としてはそれを実行で示せと迫ってくる。ましてや、河野談話のもとになった調査を見直して、それが極めて杜撰なもので河野談話そのものの信ぴょう性が疑われる事態になったときに、政府はどのような談話を出すつもりなのか。新たな談話を出して、河野談話を実質形骸化させようという腹づもりなのかもしれないが、それこそ二枚舌だ。日本国内ではこの手法で国民を納得させることができるかもしれないが、世界には通用しないのではないか。
 河野談話を撤回せずに準政府見解として残こしておきながら、その調査が杜撰だったことが判明したため、河野談話に変わる新たな談話を発表するというダブルスタンダードを世界が認めるだろうか。
 日本外交の最大の欠点は、いつもあいまいな決着をする、外国交渉を決裂させないために日本の立場を明確にせず、玉虫色決着させて当座をしのいできた。そして将来に宿題を残してきた。今回、安倍首相は東アジアの安全保障を喫緊の課題と捉え、アメリカを軸にした日米韓の防衛協力を最優先で判断した。これは今の世界、とりわけ東アジアの状況をみれば頷けるところもある。しかし一方、河野談話の見直しを撤回したことで、別な言い方をすれば、日本軍によるセックススレイブを実質認めることで、日韓は歴史認識問題の新たな局面に入ったと見ることができる。これはいままでの日韓の歴史認識問題よりもはるかに複雑で困難な問題になるかもしれない。また将来に宿題を残すことになるのか。
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