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原発と活断層

福井県の関西電力大飯原発につづき、青森県の東北電力東通原発の直下にも活断層が走っていることが原子力規制委員会の調査で明らかになった。東通原発の再稼動も不透明になり、それどころか廃炉の可能性すら現実味を帯びてきた。
大飯にしろ東通にしろ電力会社側は活断層ではないと反論しているが、福島原発事故を受け、脱原発を表明した民主党政府が、原発再稼動を容認する学者を原子力規制委員会メンバーに任命するはずもなく、活断層の有無は地質調査の結果を待つまでもなく結論は見えていたのだ。またマスコミは、活断層の可能性を散々喧伝して、活断層ではないという結論を出しずらくするような社会空気を作り出した。
学術調査がポピュリズムに迎合する世の中がまともな社会といえるはずもない。世界で唯一の被爆国として日本人に放射能アレルギーがあるのは至極当然といえる。しかし一方、その原子力という文明の力で社会が発展し、人間の生活が向上してきたことも事実だ。感情論が先行して、冷静な議論は阻まれることは避けるべきだ。活断層調査はあくまでも学術調査であり、世論や政治に左右されることなく、純学問的に探求されるべきだ。そして、その最終評価は、その活断層が近い将来に活動する可能性があるかどうかである。しかし、これには学者の見解もばらばらで、要は今の科学では活断層が何時動くかという予測はできないのだ。原発反対派は、今の科学では予測ができないからこそ、活断層があるということだけで原発を廃炉にせよという。日本全国いたるところに活断層がある。神戸はいうに及ばず、大阪市中心部にも活断層が走っている可能性も報道された。福岡市には都心のど真ん中に活断層が走っている。だったら大阪市、福岡市は都市ごと、市民全員どこかへ移転しますか。
科学技術は日進月歩で進歩している。活断層の活動時期を予測することもできるようになるかもしれない。耐震、免震技術により地震の被害を小さくすることも実用化されてきている。原子炉の耐震構造、免震構造により震度15に耐えることも可能になるかもしれない。人間は自然との闘いのなかで科学技術を発展させてきた。原子炉という魔物の恐怖に怯えて思考停止になり、原子力という科学技術の発展を自ら閉ざすことをしてはならないと思う。
  政治家は国家百年の大計を考えて冷静に判断してもらいたい。理屈の通った説明をすれば国民は理解する。決してポピュリズムに走ってほしくない。日本国民は冷静に判断する能力をもっているのだ。それが日本人の美徳であり、国家の力だ。政治家はこの国民の力を信じてもいいのではなか。
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テーマ : 今日のつぶやき - ジャンル : ブログ

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