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山本美香さんが伝えたかったこと

日本人女性ジャーナリスト、山本美香さん(45)が、内戦が続くシリアで取材撮影中に銃撃され亡くなった。2004年5月27日、イラク戦争取材中にバグダッド付近のマハムディヤで襲撃を受け亡くなった橋田信介さんのニュースを思い出す。今回もそうだが、戦場の第一線に赴き取材しているのはみんなフリーのジャーナリストだ。彼らは命を懸けて戦争のありのままを伝えている。山本美香さんが撮影した映像には、白いチャドルをまとった女性たちがベランダからにこやかに手を振っている映像があり、また幼児を抱いたお父さんにも取材して、子供の顔をアップで撮っていた。乳児を籠にいれ寝かせてどこかに出かけている若夫婦も撮影していた。ここが本当に戦場かと思うほどに平和な情景だった。がその直後、映像が途切れた。我々は戦争といえば軍服を着た兵士が組織だって銃撃戦をしている様子を想像するが、それは国家間の戦争だ。ここでは普段着の男が機関銃を持って普通トラックの荷台から銃を乱射している。内戦とはこういう状況なのだろう。日常と死が常に隣り合わせだ。ベランダから手を振っていた婦人、子供と一緒にどこかへ出かけていた夫婦、銃撃の心配ない地へ移住しようという考えは見受けられない。どこにいても死と隣り合わせという状況は変わらないのか。それは内戦による死ばかりではなく、略奪、強盗、陵辱、それらも彼らにとっては死なのだ。だとしたら銃で守られているここがまだいいほうだという判断があるのかもしれない。我々には想像できない判断だが、こういう地で生きている、生きざるを得ない人々が世界には多数いるという現実を、山本美香さんの映像は示しているように感じた。翻って日本を見ると、原発問題、オスプレイの普天間配備で政権が揺すぶられているし、韓国大統領の竹島不法上陸、中国人の尖閣魚釣島不法上陸と国家主権を脅かされている。民主党政府の弱腰外交が非難されているが、だからといって国民の命が危険に晒されているわけでもないし、日常の生活が破壊されているわけでもない。シリアの人々には申し訳ないが、日本人はこれが当たり前と思っている。彼らからすれば日本はまさに神の世界と映るだろう。こういう日本にいることを我々は自覚し、国家というものがどれだけ重要か、ありがたいものかを噛み締めなければならない。山本美香さんが映像で感じてほしかったことはまさにこういうことではないかと思っている。
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