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孤立死は誰の責任?

 さる13日にマンションで母子とみられる2人の遺体が見つかった立川市で、今度は90代と60代の母娘の遺体が発見された。死後5日が経過していた。同じ棟に住む住人や、自治会長は郵便物がたまっているなどの異変に気づいて、管理する住宅供給公社や市に相談をしていたという。ここでも行政の対応の遅れが避難されている。13日に見つかった母子は死後2ヵ月が経過しておりその間、誰からも気づかれず孤立死であった。
 すこし前までは独居老人の孤独死が社会問題化したが、この問題も解決されたわけではない。こういう事件があるたびに、行政の対応の遅れが問題になるが、根本問題として、社会構造上の問題がある。それは家族、地域共同体のありかたに関わっている。戦後の高度経済成長の過程で家のあり方が変わった。戦前までの祖父母、両親、子供が一緒に住む2世代家族が極端に少なくなり、親子だけの核家族が急増した。それは国民自体が求めた家族の形でもあった。そして標準世帯で子供が2人、婚期も早まり親が若くなった。家族だけの水入らずの生活を謳歌し、今度は女性も社会進出すべしの風潮に外で働く女性が多くなった。育児に自分の人生をとられるのはイヤと子供は1人でいい、自分も人生を楽しみたいというライフスタイルがトレンディーになった。学校では公よりも個人が優先されると教えられ、私の勝手でしょと地域との交わりを拒否し、周りから干渉されたくないからとマンション住まい。こうした社会生活の帰結が孤独死や孤立死の背景にあるように思われる。だからお互いに声をかけ合いましょうとか、心配だったら覗いてみましょうとか言えば、プライバシーの侵害だと騒ぐ人間もいる。今度民主党が提出しようとしている人権救済法案が通ると、逆に人権侵害で訴えられるかもしれない。
 世の中「絆」という字が氾濫しているが、一方でそれを切ろうとする人間もいる。現実は裏表のある社会なのだ。孤独死にしろ孤立死にしろ、社会の片隅でひっそりと亡くなった方はかわいそうだが、それも人間社会の一面だということを直視することが大事だと思う。
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コメント

No title

またこの問題。市に対しても、いろいろな人がアラームを出していたのに動けない気付かない。記者会見でその対応の遅れを指摘された市の担当者が、他にお任せしたと認識していたとか、時間がなかったとか、権限がどうこういっていたが、そういうのを聞くたびに思う。市役所や県庁とかにいる公務員は、17時になると本当に一気にドドドーっと帰っていくじゃないか。その光景を国民は観ている。本当に定時までやることがあったらそんなのはありえない。そういう暇な奴を活用できないのか?それでなくても業務中の中抜け、カラ出張、嘘忌引きなども本当のことだ。行政がやるべき仕事なんていくらでもあるじゃないか!暇な奴を活用してくれ!

コメントありがとうございます。

わたしもまったく同感です。
今回の市の対応、住宅供給公社の対応は業務不履行です。公務員としての職責を果たしていません。
こういう連中に税金で給料払う必要なし。
学校のいじめもそうです。ほとんどの子供が知っているのに担任や学校は「いじめがあったとは知らなかった」といいます。嘘つけ! 子供が親から虐待されて死亡した。「そういう兆候は見られなかった」という児童相談所。嘘つけ! 各週2日の休み、祭日の休み、年次有給休暇の完全消化、特別休暇、休みはしっかりとるくせに、休日を返上して状況伺いすることもせず、5時がきたらいつもノー残業デー。
こういう組織は不要だ。役所から切り離し、民間に任せろ。そして現職員を半分の年収で再雇用だ。それがいやならさっさと止めろ! ですよね。

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