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「想定外」は言いわけ?

今回の福島原発事故、宮城県沖でM9.0の地震、波高10メートル以上、最大遡上高38.9mにものぼる大津波が発生し東北地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらした。またこの津波により東電の福島原発が被災し、原子炉が放射能漏れを起こし30Km圏内の住民が避難している。いずれも「想定外」の地震、津波が原因である。最近、福田元首相をはじめマスコミ、識者から「想定外」を言い訳にするなという論調が目立つ。平安時代の869年(貞観11)年の「貞観地震」との類似性を指摘し、想定が甘かったのではないかという批判もある。これは結果論ではあるが、いまこういう事態になった以上は、指摘を謙虚に受け止め、再度検証する必要があるだろう。しかし、福田元首相をはじめ識者の意見には、想定外を言い訳にするなと言っていながら、ではどうするのかという建設的は意見が表明されていない。こういう批判は素人受けするかもしれないが、政治家の発言としてはあまりにも大衆に迎合してはいないか。いったいどこまでを想定しろというつもりなのか。福田はまた、政治家は結果責任をとることを明確にすればよいとも言った。それはいいことだと思うが、想定していないことに対して、責任がとれる政治家がどれだけいようか。政治家の責任をとるということは辞職するということだが、それは単なる私事だ。政治が行政を動かして、事故を起こせば損害賠償が発生する。それは行政が賠償しなければならない。政治家は身銭をびた一文出さなくていいである。だから福田のように他人事みたいな発言が出る。政治が間違った方向で行政を動かして、事故を発生させれば、政治家にも損害賠償の責任が伴うようにすれば大衆に媚を売るような軽薄な政治家はいなくなると思うのだが。
今回の原発事故で、地震や津波の想定が変更されることは間違いないが、ひとつ注意を喚起したいのは、感情論で議論してはいけないということだ。国民にも冷静さが求められる。原子炉に隕石が衝突した場合のことを想定しろという意見がまかり通ることのないように願いたい。そのためには、マスコミや識者には科学的根拠をもって客観的、合理的に国民に話しかけてほしいと思う。
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テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル : 政治・経済

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