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時には携帯から離れてもいいのでは

ソフトバンクの孫正義社長が、東京メトロの地下鉄車両内で携帯電話のメールが使えるよう都に働きかけをしている。他社携帯の通信も排除しないという前提で、通信アンテナ工事をソフトバンクが自前でやるという。都の猪瀬副知事は前向きに検討するとして孫社長と面会した。孫社長は、東京メトロのほか、大阪や名古屋の市営地下鉄でも車両走行中の通信環境の改善を呼び掛けている。
たしかに地下鉄車両内でメールが使えるに越したことはない。しかし、地下鉄は短距離の移動で利用している人がほとんどだ。その短い時間くらい、携帯電話から離れ、新聞を読んだり、本を読んだり、物思いにふけったりした時間に使ったらどうだと言いたい。昨今、通勤バス、電車の中、レストランで、待合室で、図書館で、いたるところで携帯電話とにらめっこしている姿を見る。メールを打ちながら自転車を運転している者もいる。人と話をしている時に、かかってきた携帯電話に出るために話を中断されることほど失礼なことはない。携帯電話の普及は、通信革命といわれるほど社会構造に大きな変化をもたらし、人々の幸福に大きな貢献をしてきたが、その一方で、人と人のかかわり、相手の気持ちを思いやる心、礼儀や常識の崩壊といった社会の精神構造を改変し、情緒を失わせることにも一役買っている。これからは、この負の効用をいかに改善していくかに人間の英知を発揮しなければならないと思っている。どんなところでも携帯電話で通信ができ、どんなところにいても携帯メールで連絡しあえることは結構なことではあるけれど、この溢れんばかりの情報化社会にあって、ある場所、ある時間だけは、社会と隔絶できるところがあってもいいのではないか。地下鉄に乗っている短い時間は、すべてを忘れ読書に没頭できるワシにとってはかけがえのない場所であり時間なのだ。そこに社会のオアシスを感じている。ソフトバンクの孫社長の提案は、社会貢献として大いに評価されるが、行政側としては「脱情報空間の創造」という観点で、孫氏の知見を借りるくらいの度量を示してほしいと思う。
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テーマ : 携帯電話 - ジャンル : 携帯電話・PHS

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