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あーあ、与謝野君

たちあがれ日本の与謝野共同代表が菅内閣の閣僚入りをした。特命担当大臣として社会保障、税制を一体改革するという。与謝野は今の日本の財務状況に強烈な危機意識を持っており、消費税の増税による税制改革を主張している。菅の消費税増税論に賛同し、共同歩調をとるのではないかとういうことは、政府が立ちあがれ日本に連立をもちかけたときから予想されていた。与謝野が言うように、今の税制状況では国家財政は破たんするし、現在の社会保障制度は維持できなくなることは多くの国民も感覚的にはわかっている。消費税は近い将来にはアップせざるを得ないという気持ちにもなっている。政策論的にいえば与謝野がいうことは正論だ。しかし与謝野は政治家ではないか。国家、国益を一番に考えなければならない。国家財政を改善することは喫緊の課題かもしれないが、一方で日本と取り巻く世界、とくに東アジアの政治環境は危険水域に達している。尖閣諸島を領有しようとする中国の覇権主義の台頭、北朝鮮の核武装およびヨンピョン島砲撃にみる南北朝鮮の緊張、普天間基地移設による日米同盟の揺らぎなど、日本の主権に直接関わってくる問題が山積している。このような問題に対して民主党内閣は毅然とした対応ができず政治の混迷をもたらした。そもそも菅内閣の国家観というものが、米国を基軸にした自由主義陣営重視よりも、ヨーロッパ型社会民主主義、それもよりマルクス・レーニン主義に傾倒した社会主義志向政権だ。閣僚のなかには仙谷のように、中国にただひたすらひれ伏す輩もいれば、北朝鮮の金独裁体制に心酔している者もいる。いくら国家財政健全化論が一致するからといって、こういう志向の政権に協力することが国家、国民のためになると思っているのだろうか。国益にかなうと思っているのだろうか。与謝野が国会きっての財政政策通であることは誰もが認めるところではあるが、こういうエリートが陥りやすい視点に与謝野もまたはまっってしまったって感じがする。それは、あまりにその分野の政策、知識に詳しく、かつ何とかしなければならないと言う危機感と使命感で、周りが見えなくなったことだ。本人は国家財政を健全化するためには国家観などという大げさな問題は関係ないと思っているだろう。党派を超えて一日でも早く健全化施策を実施することが重要だという立場だ。菅内閣がこれからもずっと続いていくという前提であれば、その間何らかの施策は打てるかもしれない。しかし今の菅内閣を見れば、4月の統一地方選の敗北で退陣という見方もあれば、統一地方選までもたないのではないかというか観測もある。そうなれば、与謝野は大臣にはなったものの何も手を付けられず退任、ということも大いに考えられる。むしろ世間はそうなるのではないかと思っているが、与謝野はそう考えないから大臣就任を承諾したのだろう。そこがわらわれ凡人とエリートの違いなのかなー。その時は政界引退を覚悟しての大臣承諾だったと思いたい。しかし、これだけの政策通を引退に追い込むのは国損だ。もったいない。
与謝野よ、ちょっと焦ったなー。何故、もう少し待てなかったのかなー。
それもエリートの性か。
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テーマ : 政治・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

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