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放置されるカート

ワシは毎日の通勤でバスと地下鉄を利用している。空港から地下鉄に乗り替えるのだが、駅までの移動の間に高速バス乗り場、喫煙場、国内線ローカルターミナルを通る。最近、といってもここ数年だが、高速バス乗り場や喫煙場などにスーツケースなどを運ぶカートが放置されている光景をよく目にする。機内でタバコが吸えなかったので、ここで一服して帰ろうと、喫煙場に来て、そこでカートを捨て、迎えにきた車に乗って帰る人。高速バスに乗り換えるため、乗り場までカートを押してきて、そこにそのまま放置してバスに乗る人などさまざまだが、いずれの場所からも、少し戻ったところにカート置き場がある。なのに、そこには戻さないで、手取り早くそこに放置している。周囲を見渡すと、駐車場にも数台、空港前のバス通り面したコンビの駐車場にも1台放置されている。自分が楽だからというだけで、決まりを守らない、それを回収する人の労力まで考えない姿勢、日本人の利己主義の一端が見えてくる。ヤンキーやミーハーがしているのであれば、ある意味納得できる。しかし、中年以降の世代の人間、それも現役を引退し、第二の人生を謳歌している世代の人間も少なからず見る。戦後の第一次ベビーブームで生まれた団塊の世代と呼ばれている人達だ。彼らは人生の隆盛期を、戦後教育を受け、安保闘争、ベトナム反戦運動、春闘などの労働運動を経てきているので公よりも個を優先する考えが定着している。だからこの世代の人間に公共心が欠如している者、利己主義の者が結構いる。そういう連中が臆面もなくカートを場外まで引っ張り出して、そこに放置して何も悪びれない。こういう親の下に生まれた子供は何をかいわんやである。この世代が高度経済成長を担ってきたという事実は素直に評価しなければならないが、一方で自分さえ良ければ、他人に干渉されたくないし干渉したくないといった自己中心の思想を社会に定着させた元凶であることも事実である。公に尽くす、礼儀を重んじる、思いやり、惻隠の情などといった日本精神を退廃させた張本人だ。この世代が世の中から完全に入れ替わらなければ、社会はよくならないと思っているのだが、それまであと30~40年か。その間、日本はどんな社会になっているのだろうか。心配になってきた。
しっかりしろ、日本!
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テーマ : 生き方 - ジャンル : ライフ

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