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マグロ、カツオにつづいてサンマも食べられなくなる。 自業自得か?

  昨年は記録的なサンマの不漁だったそうだ。日本の昨年のサンマ水揚げ量は前年比50%減。少なくとも過去34年間で最低となった。この原因は海流の影響などもあるが、乱獲の影響も指摘されている。中国、台湾の漁船が公海で乱獲しまくっているという。海上保安庁は日本の漁場で漁をしないよう三陸沖のEEZ周辺の監視を強化する。ヘリコプター搭載型巡視船の建造を前倒しで予算計上したり、監視能力に優れた巡視船の整備を進める方針だ。
  外国船による乱獲。これで日本の魚を食する文化が脅かされている。日本食がユネスコの無形文化遺産に登録されたことと、昨今の日本食ブームもこれに拍車をかけていると思われる。日本食イコール、ヘルシーという評判が、動物性タンパクを肉から摂取していた西欧人が、魚からも摂取するようになってきた。元来、生魚を食する文化のない中国人がいまや膨大にスシを食いまくっている現状もある。
  スシはいまや世界食になっていて、トロに代表されるマグロは世界で急激に生息数が減っている。その結果スシネタ用のマグロの価格が高騰してきている。日本人でも気軽にトロを食べられない。絶滅危惧種にもなりそうな勢いだ。これも乱獲が原因だ。また、日本食の基本である出汁が世界の注目を浴び、カツオ節、削り節の需要が高まっている。カツオ節は表面にカビを培養しているからEU域内は輸入ができない。そこで鹿児島指宿の鰹節製造業者がフランス国内に鰹節製造工場を建設するという。このようなことは、中国、東南アジア、南米などにも波及するかもしれない。世界中で鰹節が生産され、日本人が使う鰹節や削り節がほとんど輸入品という時代もそう遠くはないであろう。
  カツオは日本では資源管理の観点から一本釣りで捕獲しているが、外国では巻き網でごっそり捕獲することになるだろうから、カツオも乱獲で絶滅危惧種になることは時間の問題だ。そして、庶民の味、サンマが同じような道を辿ろうとしている。日本人が太古から育んできた魚を食する文化は、近い将来にはクジラのように、世界の管理下に置かれることになる。日本人が自国の考えで自由に漁ができなくなるということだ。
  世界的な日本食ブームとしてスシ店や和食レストランが世界に進出し、一方では本場の味を堪能するために世界からは多くの観光客が来日し多額の金を落としている。しかし、その喜びも束の間、日本人自身が、漁獲制限された魚及び輸入された高い魚を食べなければならない時代が迫っていることに、はたしてどれだけの国民が気づいているのだろうか。
  ごはんよりもパンを食べる人間が多くなったように、魚を食べない人間が人口の過半数を占める時代が来るのかなと思うと、ある意味恐ろしく思う。こうして文化は廃れていくのだろうね。
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