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期日前投票で感じたこと。

 6月26日(日)に参院選の期日前投票を終わらせた。もともと別の日に期日前投票を予定していたが、近所の足の不自由な老婦人を期日前投票に連れていくことになり、ついでの済ませたものだ。
 この老婦人の家の前には投票所になる小学校があり、小学校の裏門が解放されれば50mくらいで投票所にいくことができる。しかし、この裏門は10年以上開けられた形跡はなく、ツタが絡まっている。投票日には学校の正門から運動場を横断し、階段を5段上って体育館に入る。しかし、この老婦人は足が不自由で杖なしでは歩けない。投票に行くためには身障者用の自家用車で学校の駐車場まで行かなければならない。ただ、駐車場は正門の道向かいにあり、選挙になると少しでも学校に近いところに止めようと駐車場の入り口は満杯になる。しかたなく駐車場の奥に止めると体育館までは150mから200m歩かなければならない。これがいやだから選挙の時は期日前投票のために区役所に行くという。優に30分はかかるが、身障者用の駐車場が区役所入り口の真ん前にあり、投票所も区役所の1階だから苦にならないという。しかし、今回は足の調子が悪く、運転に自信がないから選挙を棄権しようと思っていたとのこと。そこでワシの女房がその話を聞き、老婦人を期日前投票のために区役所に連れて行ったということ。これでワシら夫婦も老婦人も選挙権を行使できたが、日ごろから「人にやさしい街づくり」だの、「身障者が安心して暮らせる町」だの「バリアフリー宣言都市」だのと言っているが、誰にも平等に付与されている選挙権を行使する行為が、いかに身障者にとって苦痛であり行使しづらいものであるか。社会のちぐはぐさが分かった期日前投票だった。
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テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル : 政治・経済