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古賀誠はいつから「9条の会」に入っているのか

 またまた隠れ左翼が動きだした。自民党の元幹事長で現在タダの人、古賀誠が著書「憲法九条は世界遺産」を出版し、安倍晋三首相が意欲を示す憲法9条への自衛隊明記に「やってはダメだ」と明確に反対した。そして「憲法9条は世界遺産だ」と訴えた。
 この男も鳩ポッポの鳩山由紀夫と同じく、自民党代議士を辞めて本性を表してきた。古賀は現役時代、宏池会会長として保守本流を標榜していた。保守本流の1丁目1番地は「自主憲法の制定」である。日本国民自らの手で独立国にふさわしい憲法を制定するということ。つまり占領軍に押し付けられた憲法を日本版に改定することだ。その象徴として俎上に挙げられているのが戦争の放棄を規定した憲法第9条の改定だ。
 古賀は自民党幹事長をはじめ、閣僚など要職を歴任してきた。保守本流に身を置きながら、自己のイデオロギーを隠し保守本流の動きを自民党党内からブレーキをかけてきた。そういう役割のために自民党に籍を置いていたのではないかと思っている。ワシは古賀が現役の時から、このブログでもたびたび書いてきたが、彼の国家観は安倍の対極にある。ということは自民党に在籍しているとはいえ、社会党、共産党のほうが近い。これは当時の野中広務(元自民党幹事長)と同じだ。野中もそうであったように代議士を辞めると赤旗新聞に主張を載せるなど共産党に接近している。それこそが彼の政治家としての実像だ。
 古賀は1980年に国会議員になり、引退する2012年までの32年間、自分は保守本流だと有権者を騙し、自民党を裏切ってきた男だ。いっそのこと名前を変えた方がいい。「古賀不誠実。「9条の会」会長にでも祭り上げられた方がいいかもしれない。
 古賀のこのような動きをよそに、自民党が結党以来の党是とする憲法改正に向け挙党態勢で動き出した。二階は10月18日に地元和歌山県での1千人規模の憲法集会開催する。また、古賀の子分岸田も改憲をテーマにした地方政調会を開く考えを表明し、ポスト安倍を意識して動きだした。古賀が本を出版して「憲法9条は世界遺産」と言おうが、「9条の改正はしてはいけない」と言おうが、もはや自民党の流れは変えられない。岸田が古賀とどのように決別していくか見ものだが、あるは総論賛成各論反対で安倍と距離を置くかもしれない。古賀は、小泉、福田、山崎、河野、加藤ら、代議士を辞めた自民党の元重鎮らと連携し、石破を引き入れ、野党と共闘し改憲阻止に動くだろう。この動きに自民党内から誰が同調するか。隠れ左翼の「踏み絵」だね。
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テーマ : 憲法改正論議 - ジャンル : 政治・経済