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米朝首脳会談、トランプと金正恩の格の違いだけが明らかになった会談だった。

 2月27日、28日にベトナムのハノイで行われた米朝首脳会談。事前の楽観的な予想を破り、実質的には決裂したもようだ。
 日本のマスコミの報道によると、トランプが次期大統領選に功績をアピールするために、北朝鮮に対してある程度妥協するのではないかと見られていた。それは、北が検証可能な完全非核化の意思を示せば、経済制裁をある程度緩めるのではないかというものだった。そして、金正恩もそこに期待していた節がある。トランプが、完全非核化作業の段階に応じて、経済制裁を順次解いていくだろうという期待だった。しかし、トランプは甘くなかった。アメリカが求める答えにほど遠かったのか、トランプは交渉を打ち切りそそくさと帰路についた。
 アメリカのポンぺオ国務長官は、「金正恩は準備ができていなかった」と言った。金正恩は、首脳会議に至るまでのマスコミの報道、トランプの甘い言葉に乗せられ、トップ同士の話し合いで、完全非核化、経済制裁解除を合意できると本気で思っていたのかもしれない。有頂天になりすぎて準備不足になったとみられる。今回の首脳会談、一言で言って「格の違い」が世界中に明らかになった。国家の格、政治家の格、人間の格、すべてにおいてアメリカと北朝鮮は、大人と子供。北朝鮮はガキんちょ、「バカ殿国家」だということだけが世界に明らかになった。
 トランプは、日本のマスコミがいうほどバカではない。むしろ、今回の交渉に臨んだ態度には、アメリカ合衆国大統領の威厳と風格が感じられた。これがトランプの本来の姿かもしれない。一方の金正恩は、トランプから、赤子の首を捻られるようにいとも簡単にあしらわれた。「お前は俺のカウンターパートではない」と言われるように。今回のトランプをみて、安倍ちゃんは安心したかもしれないが、それは日本にもキラッと刃を光らせて、手ごわさを見せつけたも同様だ。安倍ちゃんは覚悟が必要だ。
 それにしても世界の前で面子を潰された金豚ちゃんは、今何を思っていることだろう。顔を真っ赤にして怒鳴り散らしているに違いない。これから関係者の粛清が始まるかもしれないね。やっぱ、北朝鮮は怖いよね。
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テーマ : 国際政治 - ジャンル : 政治・経済