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堂々と主張する国家、野田の国連演説を評価する。

 日本と中国が国連総会の場で議論の応酬をしている。もちろん尖閣問題だ。野田は名指しこそしなかったが、尖閣諸島に関する中国の主張および対応を批判した。ワシはこの野田の演説を高く評価している。ここまで中国にはっきりと物を言った首相をワシは知らない。中国も反論し、国連の場で日本を盗人呼ばわりした。しかし日本は、すかさず答弁権を行使して反論し中国の主張には根拠がないと主張した。
 この日中の火花、おもしろいね。日本が中国にここまで、反論するとは、これまでの日本政府では考えられないからだ。自民党政権であれば、だれが首相であっても、ここまで中国と議論の応酬をすることはなかっただろう。ましてや、国連総会の場で、中国を批判するなど有り得ない話だ。中国が激しく日本を攻撃しても、「冷静に、平和的に解決する努力が必要だ。」などと、あさっての方向を向いた演説しかできなかったであろう。
 国連総会の場で、日本がこれほど強気の演説をしたこと、それも今や世界に冠たる中国を批判したことで、外国はびっくりしたのではないか。国際政治、国際経済での中国の無法ぶり、わがままし放題、唯我独尊に対して世界は冷ややかな目で見ているのが実情だが、その中国に厳然と立ち向かっている日本に、世界は無言の応援をしているような気がしている。世界から見れば、所詮日中間の領土紛争ではないかと見られるが、中国と同様の問題を抱えるベトナム、フィリピンはもとより、ASEAN諸国そしてオーストラリア、インドもこの論争に注目していると思われる。日本のお手並み拝見という気持ちもあるだろう。しかし、戦後、自国の立場を明確に主張してこなかった日本が、アメリカ追随ではない問題で、どこまで自己主張できるのかという、やや冷めた見方をしてきた国々にとってみれば、本気モードの日本の姿を見せることは、相手国への牽制にもなり、これからの日本外交にとっても必要なことだと思う。そういう意味では、これまでの自民党政権のように中国に安易に妥協することはできない。
 現民主党政権は、中国とのしがらみ、人脈のパイプがない分、はっきりと日本の立場を主張できたのかもしれない。アメリカの新聞には、右傾化する日本という記事も特集されているが、その中身は、日本も普通の国に近づいたという論旨になっている。堂々と物が言える国家、これが国民が求めていた国家像だ。それを自民党が把握できなかったことが、今の自民党の状況だ。それを覚醒させた民主党政府よ、ありがとうと言いたい気持ちだ。
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