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親も親なら子も子

 お笑いコンビ「次長課長」の河本準一の母親が生活保護を受給していた問題で、生活保護受給のありかたが問われている。河本が売れない芸人時代、母親を養うことができず、母親が病気を患ったこともあり、母は生活保護を受けていたという。
 当時の河本の状況には同情する点もあるが、今、人気芸人になって、かなりの収入を得ているのに、これまでどおり生活保護を受けていたことが批判されている。虚偽申告などの不正受給はなかったというが、それが問題ではない。ワシが問題にしたいのは、生活保護を受ける姿勢というか、矜持の問題だ。当然の権利として受給するのか、そうだとしても世間に申し訳ない、恥ずかしいという気持ちで受給しているのかということだ。
 ワシが小学生のころ、クラスに生活保護を受けている生徒が何人かいた。その当時は個人情報の保護という概念がなかったから、帰りの会の時に、担任の先生が、扶助手帳持っている子前に出てきなさいと言って、教材などを支給していた。ワシはその意味が解らず、帰って母親に聞いた。その時初めて生活保護というものを聞いた。母親は言った。「あんたは、大きくなって、そんなもの貰わないようにしなさいよ。恥ずかしよ。」と言ったのを覚えている。
 ワシ等の親はもう90歳になろうかという年代だ。このころの世代の人間には共通して、生活保護を受けるのは恥だ、意地でもそんなものは受けないという矜持があったように思う。生活保護の世話になっても、一刻も早くそういう生活から脱出したいと真っ黒になって働いていた。肩身の狭い思いから卒業したい一心だ。
 河本と母親は、どういう気持ちで受給していたのだろうか。母親は子供の収入は分かっていたはずだ。河本も、昨日今日売れてきたわけではない。ここ数年売れてそれなりの収入があったはずだ。しかし、両者にも自ら進んで、生活保護を打ち切ろうとしたようには見えない。今回のことが発覚しなかったら、引き続き生活保護を受給していたであろう。ワシはその魂胆に腹が立つと同時に悲しい思いがする。
 病気や会社の倒産などで、生活保護を受けなければならない時はある。それは恥ずかしいことではない。社会扶助として国民の責務だ。しかし、自立できる収入を得ることができるようになれば、遅滞なく受給を取りやめる手続きをしてもらいたい。
 河本の母親の生活保護受給問題で、制度の不備を是正しようという動きにもなっているが、そんなことよりもワシには、社会扶助の理念が裏切られたことが悔しくて悲しい。
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テーマ : 芸能ニュース - ジャンル : ニュース

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