韓国の自制は立派なものだ。
北朝鮮による延坪島の砲撃で、朝鮮半島情勢が緊迫しているが、北朝鮮の挑発も度が過ぎているのではないかと思う。逆に北朝鮮はそこまで追い詰められているということかもしれない。北にすれば、韓国が堪忍袋の緒が切れて全面戦争を仕掛けてくれば、願ったり叶ったりだろうが、韓国もそのことを熟知しているから、必死の自制だ。それにしても、哨戒艦の撃沈、今回の延坪島の砲撃と、軍人、民間人の犠牲者を出しながらも韓国が、よく歯を食いしばって自制している姿に感動を覚える。韓国の国民も冷静だ。ワシは、韓国にはいいイメージを抱いてがおらず、このブログでも結構辛辣な批判をしている。しかし、今回の件に関して韓国政府、国民が自制している姿を見ていると、むしろ愛おしく見えてきた。ワシは、北朝鮮が延坪島の砲撃したというニュースに接した時、不見識ながらこのまま全面戦争になればいいと思っていた。そして、金独裁体制が崩壊することが、南北人民の幸福につながると思っていた。そして、戦後の荒廃を復興するときには、日本は指1本たりとも手助けをしてはいけないと言いいたかった。日本が良かれと思って行動しても、何年か後には、日本の韓国併合が始まる、日本は朝鮮半島の戦争のおかげで経済的繁栄をしている、などと批判され、子孫末代にわたって、謝罪を要求されることになると思ったからである。いまでも心のどこかにこの気持ちがあるのは事実だが、李明博大統領以下韓国国民が必死に堪え忍んでいる姿を見ると、自分がはずかしくなり、何か力になりたいと思うようになった。南北が戦争にでもなれば、日本として、どのような支援ができようか。ワシが考えることは、朝鮮総連の資産凍結と朝銀との取引停止が有効ではないかと思う。戦争にまではならないと思うが。もし、日本本土にミサイルでも撃ち込まれたら、日本国民はパニックになり、防衛力不備として政府を攻撃するし、損害を賠償せよと喚くだろうよ。日本人のドタバタを見て、韓国人は笑うだろうね。それでいいんだよ。この件に関しては韓国人のほうが上だから。戦後60余年、国防など全く意識することなしに、みんな利己主義的に生きてきた。そして義務を果たさず権利ばかり主張してきた。自衛隊は税金泥棒だの、非武装中立だの非現実的な声が進歩的な人間の証しのように評価されてきた。いっそ、日本本土にも砲撃してくれればよかったのになー。この期に及んでもなお、自衛隊反対、憲法9条改正反対を叫ぶのかねー。さあー、どうする、日本人!
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