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民主党、分裂近い?

民主党が少しざわめいてきた。現執行部が衆院選マニフェストの主要政策を、参院選公約で修正したことについて小沢が噛みついた。「約束してきたことをちゃんと実行しないと駄目だ」と。これに対し枝野幹事長が、「状況の変化を無視して、公約実行に固執すれば結果的に国民に迷惑がかかる。政権政党として無責任なことはできない。」と反論した。野田財務相や玄葉政調会長、安野選対委員長も枝野に援護射撃だ。参院選が10日あまりであるというのに、党の基本姿勢でこの認識の差だ。もともとが、反自民で集まった寄り合い所帯だから、いずれ分裂するであろうことは容易に想像できるが、それが選挙結果しだいでは、いや選挙結果がどうであれ、参院選後には分裂するんじゃないだろうかと、こちらが心配したくなる。イデオロギーも180度違う政党が一緒になっていること自体が異常だから、分裂して思想を共にする人間だけで政党、派閥をつくるのがむしろ正常な姿といえる。選挙後の政権運営では国民新党との連立解消もうわさされているが、連立どころか党内分裂の危機のほうが大きいような気がする。小沢にすれば今や、反自民よりも、反菅のほうが優先順位が高く、菅を首相から降ろすためなら民主党が割れても構わないという姿勢だ。そのためには、菅降ろしに同調する人間とは政党の枠に捉われず野合するのではないか。そして、当面の目標が達成できれば、野合はその時点で解消だ。それが小沢流のやり方だ。まさに、スクラップ・アンド・ビルドだ。そして今度は自らが党首選に立候補して、首相の座を射止めるというのが彼のロードマップか。いままでの小沢のやり方を見ていると、誰でも想像できることだが、現に党内最大の子分をもち、表裏両面の工作も得意とあらば、いつ謀反をおこされるかと、殿様も気が気でなく、夜も眠れないことだろう。こういう状況でも十分に寝られるのは、あのパッパラパーの鳩ポッポちゃんだけだ。世間では少数政党の乱立、第三極などとはしゃいでいるが、民主党自体が第三極になる可能性のほうが大きいと思う。民主党が割れることはいいことだ。衆参ネジレ国会で、参院を小沢が牛耳って、民主党政権いじめを始める。しかし、こういう状態は長くは続かない。いずれにしろ、衆院総選挙が早まり、政界ガラガラポンだ。そのときに真保守連合の誕生だ。世界に冠たる保守政権、長期安定政権を期待する。
がんばれ、真保守連合!
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テーマ : 民主党・菅直人政権 - ジャンル : 政治・経済