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国益を考えないバカ官僚

今日のサンデープロジェクトで、日本海の海洋汚染が特集されていた。韓国が下水汚泥、畜産汚泥などの産業廃棄物を海洋投棄している実態を報道していた。韓国では海洋投棄は合法で、認可制になっている。韓国政府が海洋投棄区域を定めており、その一部が日本の経済水域にはみだしていた事実が明らかになり、韓国国土海洋部に取材を申し入れたが、国益に反するとの理由で報道が拒否された言っていた。また、この海洋投棄区域で採取された水質にはカドミウムや水銀などの有害物質が環境基準を上回っているという。健康に害があるほどではないというが魚介類を口にする日本人には心配な事態だ。この海洋汚染が韓国の海洋投棄によるものだろうと思ったとたん、テレビに出た環境省の官僚は、「日本もかつてはこの近海に海洋投棄をしていたので、この汚染が過去の日本によるものか、韓国によるものかわからない。」と言っていた。このバカ官僚が! 韓国は、国が定めた海洋投棄区域が日本の経済水域を侵犯していることを認めた。その侵犯された日本の区域内に韓国の産業廃棄物が海洋投棄された可能性があるにも関わらず、韓国国土海洋部は国益に反するとの理由で取材を拒否している。このバカ官僚も日本国の国益を考えて、韓国による可能性もあるとだけ言えばよかったのである。日本はこの近海の海洋投棄は10年前に止めている。まず第一に韓国の海洋投棄による影響を疑うのが筋だろう。これから、日本海の海洋汚染が日韓で問題になり、漁業資源の保護、補償などの国家間の問題になった時、日本は韓国に対して、韓国原因説を主張できなくなる。逆に、意地汚い韓国から、日本のせいだ、補償しろとわめかれるかもしれない。わめかれたら日本は黙りこみすぐに金を払う。この光景が目に浮かぶ。昨年の10月に、関門海峡で護衛艦「くらま」と韓国の商船の衝突事故があったとき、これから原因を究明しようという時に、海上保安本部のキャリア官僚は、「海上交通センターが韓国船に出した進行指示が、事故の原因の可能性も否定できない。」といった。まるで、こちら側に原因があると認めたようなものだ。他国間との交渉事は、自身の不利になることは言わないというのが原則だ。ましてや、事故など補償が絡む問題は、自身に100%非があるとわかっていても絶対に認めないことだ。それが世界の常識である。そこから交渉して妥協点を見つけるのだ。初めから非を認めるということは、100%こちら側が悪いということになり法外な補償を要求されることになるのだ。日本のキャリア官僚には、このような国益を自覚させる研修はされていないのか。小さいときから勉強一筋で、喧嘩もしたことがなく、世の中にはいいがかりをつけて利をむさぼるヤツがいるといことも知らず成人し、国家公務員になる。こういう無菌室育ちが国の行政に携わっているのが今の日本なのだ。
官僚には国益を守るという考えなどまるで持ち合わせていない。あーあー、官僚が国家をつぶす!
ワシは民主党は支持していないが、ひとつ民主党に期待することは、国益を考えない官僚を排除してもらいたいということだ。脱官僚、排亡国官僚だ。頼むぞ、原口!
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テーマ : 公務員を考える - ジャンル : 政治・経済