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心のこもっていない応対

今日、うどん屋で昼飯を食った。カウンターについたら早速注文を取りに来た。早口で注文を確認し終わると、「大盛りもできますが、よろしいですか。いまお持ち帰りのうどんセットも販売しています。よろしかったらどうぞ。」「はーい、中(硬さ)1杯。」といって小走りで他の客のところに注文を聞きに行った。そこでも、同じことを早口で言っている。早口だから感情がこもっていない。見かけ新人のパートさんで、注文の聞き方など上司に教えられてそのとおり聞いているのだろう。昼時、客で混雑していることもあって、小走りであっちこっちと動き回っているのである。うどんだから、こっちも食って長居はしようとも思はないが、何かせかされている気がして落ち着いて食べられない。そのパートさんは一生懸命働いているのはわかるし、その人に文句の一つでも言おうとも思わない。こういう場合、他の従業員がちょっと注意してやればいいだけのことである。他の従業員も同じように小走りで動き回っているがカウンターの中に入った時に耳打ち程度でいいと思う。こういう機械的で感情のこもっていない対応はハンバーガーなどのファーストフード店でみられるが、それはもともと機械的な販売システムを売りにしているからそれほど気にはならない。しかし、うどんは日本の伝統の庶民食である。おばちゃんの世界である。このおばちゃんの対応がハンバーガー屋みたいになったら、うどんの味もかわるだろうなと思う。そういう風にはなってほしくない。やっぱり、三角巾をしたおばちゃんが、ちょっと汁のこぼれたお盆に丼をのせてきて、「はーい、おまちどーさん」といって持ってきてもらったほうが、うどんがスルスルとはいる気がする。
客の応対の丁寧さではなく、人間味がある対応が求められる場合がある。なんでも効率を重視して機械的な対応をすればいいというもんじゃない。
第一、うどんは日本のファーストフードだ。これ以上早くなってどうする?
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