中国、「強烈な不満と強烈な批判を表明する」。ちょっかいが過ぎると倍返しされるぞ。
中国外務省報道官は13日、台湾の頼清徳副総統が米国に立ち寄りすることについて「強烈な不満と強烈な非難を表明する」と強く反発した。中国と台湾は不可分の領土とする「一つの中国」原則に対する「重大な違反」だと表明。中国の主権と領土保全を著しく損なっていると批判した。
中国にとっては譲れない一線かもしれないがそれはあくまでも中国側の事情。国家にはそれぞれ譲れない一線がある。それを死守するのが国家の正常な姿だ。他国から言われて譲れない一線を譲るのは日本くらいだ。世界からウイグルの人権弾圧、民族浄化政策を批判されても聞こうともしない中国。アメリカに強烈な不満と強烈な批判を表明するならアメリカも同様に中国のウイグル政策に強烈な不満と強烈な批判を表明すればいい。どちらも口だけで実態を変える力はないが。
アメリカは中国が強烈な不満と強烈な批判を表明する事態を恒常的に続けることだ。挑発と取られてもいい。先に武力を行使しない限り国際世論を味方につけることができる。逆に言えば我慢に我慢を重ねて、もうこれ以上我慢できない状態になって先に手を出してしまうと、いくら手を出さざるをえない理由があったとしても、先に手を出したことがすべてを無にしてその時点で善者と悪者が決定する。アメリカは先の太平洋戦争で日本に先に手を出させた成功例を念頭に置いている。中国側もそのことを熟知しているからその手には乗らないと我慢している。「ちょっかいと我慢」比べが今の台湾問題だ。
これが中国ではなく韓国だったらとっくの昔にアメリの思惑は成功して紛争状態になっているだろう。中国は大人の国だから韓国のように単細胞ではない。武力を行使しないで戦争に勝つ手立てを考えるのが中国の得意とするところだ。アメリカはとにかく中国が先に何らかの手を出すことに専念しているが、その間に中国はアメリカ社会に着々と非軍事網を張り巡らし、気づけば政権が転覆するような事態が到来するかもしれない。そのようなことをする、できるのが中国の恐ろしいところだ。アメリカは台湾ばかりに目を向けないで、自らの足元にもっと注意を払う必要がると思う。

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中国にとっては譲れない一線かもしれないがそれはあくまでも中国側の事情。国家にはそれぞれ譲れない一線がある。それを死守するのが国家の正常な姿だ。他国から言われて譲れない一線を譲るのは日本くらいだ。世界からウイグルの人権弾圧、民族浄化政策を批判されても聞こうともしない中国。アメリカに強烈な不満と強烈な批判を表明するならアメリカも同様に中国のウイグル政策に強烈な不満と強烈な批判を表明すればいい。どちらも口だけで実態を変える力はないが。
アメリカは中国が強烈な不満と強烈な批判を表明する事態を恒常的に続けることだ。挑発と取られてもいい。先に武力を行使しない限り国際世論を味方につけることができる。逆に言えば我慢に我慢を重ねて、もうこれ以上我慢できない状態になって先に手を出してしまうと、いくら手を出さざるをえない理由があったとしても、先に手を出したことがすべてを無にしてその時点で善者と悪者が決定する。アメリカは先の太平洋戦争で日本に先に手を出させた成功例を念頭に置いている。中国側もそのことを熟知しているからその手には乗らないと我慢している。「ちょっかいと我慢」比べが今の台湾問題だ。
これが中国ではなく韓国だったらとっくの昔にアメリの思惑は成功して紛争状態になっているだろう。中国は大人の国だから韓国のように単細胞ではない。武力を行使しないで戦争に勝つ手立てを考えるのが中国の得意とするところだ。アメリカはとにかく中国が先に何らかの手を出すことに専念しているが、その間に中国はアメリカ社会に着々と非軍事網を張り巡らし、気づけば政権が転覆するような事態が到来するかもしれない。そのようなことをする、できるのが中国の恐ろしいところだ。アメリカは台湾ばかりに目を向けないで、自らの足元にもっと注意を払う必要がると思う。

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台湾有事は「口だけ平和」で守れるか、武力侵攻に屈するか。
中国が台湾周辺で実施した軍事演習で、弾道ミサイル5発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。当然ながら日本政府は中国に抗議をした。しかし、これで終わり。政府は、政府として当然の抗議をしたという国民向けのパフォーマンスにすぎなかった。今回だけでなくいつもそうだ。これからもそうなる。ミサイルが日本の領海に落下しても同じだ。結局口で抗議する以外何もできないのが日本の防衛政策だ。
仮にEEZ内や領海内で日本人が死んでも口だけの抗議しかできないのは分かり切っている。国民の生命を守るという国家の義務を果たせない、いや果たさない、果たすつもりのないのは日本政府の姿勢だ。それは自民党政府だけの問題ではなく、野党が政権をとったときでも同様だ。
いくら専守防衛といったところで、日本人の犠牲者が出ても武力反撃を決断することはできない。それを日本国民が許さないからだ。他国による先制攻撃で何人、何十人、何百人死のうが、これを理由に反撃に出れば全面戦争になり、何千人、何万人も死ぬことになる。だから武力反撃するなという論理だ。つまり、先制攻撃により犠牲になった国民は犬死、無駄死として扱えと言っていることになる。
台湾の有事は日本の有事として、今は熱く台湾に肩入れしているが、台湾が武力侵攻されても日本は実質何もできない、アメリカでさえも台湾を武力で守るかどうかも不明だ。結局のところ、いくら平和の維持だの祖国防衛だの、世界秩序を守るだのいったところで、最終的に武力攻撃を決断できる国、指導者が国際政治の現状の変更をすることができるという現実を直視しなければならないと思う。
習近平はプーチンになれるか。

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仮にEEZ内や領海内で日本人が死んでも口だけの抗議しかできないのは分かり切っている。国民の生命を守るという国家の義務を果たせない、いや果たさない、果たすつもりのないのは日本政府の姿勢だ。それは自民党政府だけの問題ではなく、野党が政権をとったときでも同様だ。
いくら専守防衛といったところで、日本人の犠牲者が出ても武力反撃を決断することはできない。それを日本国民が許さないからだ。他国による先制攻撃で何人、何十人、何百人死のうが、これを理由に反撃に出れば全面戦争になり、何千人、何万人も死ぬことになる。だから武力反撃するなという論理だ。つまり、先制攻撃により犠牲になった国民は犬死、無駄死として扱えと言っていることになる。
台湾の有事は日本の有事として、今は熱く台湾に肩入れしているが、台湾が武力侵攻されても日本は実質何もできない、アメリカでさえも台湾を武力で守るかどうかも不明だ。結局のところ、いくら平和の維持だの祖国防衛だの、世界秩序を守るだのいったところで、最終的に武力攻撃を決断できる国、指導者が国際政治の現状の変更をすることができるという現実を直視しなければならないと思う。
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テーマ : 軍事・安全保障・国防・戦争 - ジャンル : 政治・経済
日本、中国の抗議にしっかりと反論する。これまでの対応と違ってきたぞ。
中国が、安倍元首相の発言に対して、外交ルートで日本側に抗議してきた。安倍氏は、台湾のシンクタンクの招きに応じたオンラインの講演で「台湾有事は日本有事だ。すなわち日米同盟の有事でもある。この認識を習近平国家主席は断じて見誤るべきではない」と述べた。これに対し中国側が「極めて誤った言論で中国の内政に乱暴に干渉した」と反発していた。
1日の夜、中国側から「厳正な申し入れ」を受けた垂秀夫(たるみ・ひでお)駐中国大使は、「日本国内にこうした考え方があることは、中国として理解をする必要がある。中国側の一方的な主張については受け入れられない」などと反論した。松野博一官房長官も2日の記者会見で、「(日本政府の)立場に基づく然るべき反論をした」と明らかにした。
中国のこの手の抗議に、中国大使もしっかりと反論しているし、官房長官も安倍発言および中国大使の反論をしっかりとフォローしている。これほど明確に自国の立場を主張し、反論したことは、ワシの記憶にはない。これまでは、「中国の立場は本国に伝えておく」程度のことしか言わず、官房長官は、どこか中国の顔色を窺うように「日本の立場を表明したまでだ」と言うのが関の山だった。
今回の日本政府の対応は毅然としていて、国家を背負っているという気迫が感じられた。中国側も、日本がここまではっきりと反論したことに驚いているのではないか。それにしても、元首相とは言え、政府の立場にいないいち国会議員の発言にここまで敏感に反応し、抗議するとは、台湾問題が如何に中国のアキレス腱であるかが窺える。逆にいえば、そこを衝かれると弱いと言っているようなものだ。
中国は大国のわりには、ケツの穴が小さいなー。

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1日の夜、中国側から「厳正な申し入れ」を受けた垂秀夫(たるみ・ひでお)駐中国大使は、「日本国内にこうした考え方があることは、中国として理解をする必要がある。中国側の一方的な主張については受け入れられない」などと反論した。松野博一官房長官も2日の記者会見で、「(日本政府の)立場に基づく然るべき反論をした」と明らかにした。
中国のこの手の抗議に、中国大使もしっかりと反論しているし、官房長官も安倍発言および中国大使の反論をしっかりとフォローしている。これほど明確に自国の立場を主張し、反論したことは、ワシの記憶にはない。これまでは、「中国の立場は本国に伝えておく」程度のことしか言わず、官房長官は、どこか中国の顔色を窺うように「日本の立場を表明したまでだ」と言うのが関の山だった。
今回の日本政府の対応は毅然としていて、国家を背負っているという気迫が感じられた。中国側も、日本がここまではっきりと反論したことに驚いているのではないか。それにしても、元首相とは言え、政府の立場にいないいち国会議員の発言にここまで敏感に反応し、抗議するとは、台湾問題が如何に中国のアキレス腱であるかが窺える。逆にいえば、そこを衝かれると弱いと言っているようなものだ。
中国は大国のわりには、ケツの穴が小さいなー。

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フリーダイビング世界選手権、日本代表選手に、「さぶとん三枚!」。
最近にない、心温まるニュースに出会って気分が晴れた。
「いまの若いもんは」という声をよく聞くが、いやいや、今の若いもんはしっかりしている。戦後の第一次ベビーブームで生まれた戦後世代(今70~80歳)に比べたら、今の若いもんのほうがよっぽど国家を意識して、愛国的だ。こういう若者がいる限り日本は大丈夫だと思った。
記事を引用させていただく。
産経新聞ニュース(WEB版)10月12日 7時 コラム
『台湾有情』 スポーツでも支援の輪
「多くの国が連帯を表明するために国旗を撤去してくれたことに、私たちは深く感動した」。台湾のフリーダイビング協会のフェイスブックに最近、このような感謝のコメントがつづられた。日米など10カ国の選手に向けたものだった。
発端は9月下旬に地中海の島国キプロスで行われたフリーダイビングの世界選手権だ。台湾選手5人が参加し、その様子は動画配信サイト、ユーチューブを通じて世界にライブ配信されたが、終盤の28日の配信の際、台湾選手の紹介欄にあった、「国旗」に相当する「青天白日満地紅旗」が突然、非表示となった。
中国当局が主催者に圧力を加えたとみられるといい、「スポーツに政治が干渉するのは許せない。台湾と痛みを共有したい」と、まず日本代表が主催者に自国の国旗の取り下げを要請。ロシア、米国、オランダ、スロベニアなども続き、最終日にはほとんどの選手の紹介欄で国旗が非表示になった。
その後、主催者は、中国での配信に影響が出たことから台湾の旗を非表示にしたと説明し、一連の対応の不手際を謝罪した。
最近、外国の要人が頻繁に台湾を訪問するなど、政治、外交分野で台湾の存在感が注目される中、スポーツ分野でも台湾を支援する国際社会の輪が確実に広がっている。(矢板明夫)(以上)
フリーダイビング世界選手権に出た日本代表選手が誰かは知らないが、彼には「日台心の絆賞」を贈ってもらいたい。

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『台湾有情』 スポーツでも支援の輪
「多くの国が連帯を表明するために国旗を撤去してくれたことに、私たちは深く感動した」。台湾のフリーダイビング協会のフェイスブックに最近、このような感謝のコメントがつづられた。日米など10カ国の選手に向けたものだった。
発端は9月下旬に地中海の島国キプロスで行われたフリーダイビングの世界選手権だ。台湾選手5人が参加し、その様子は動画配信サイト、ユーチューブを通じて世界にライブ配信されたが、終盤の28日の配信の際、台湾選手の紹介欄にあった、「国旗」に相当する「青天白日満地紅旗」が突然、非表示となった。
中国当局が主催者に圧力を加えたとみられるといい、「スポーツに政治が干渉するのは許せない。台湾と痛みを共有したい」と、まず日本代表が主催者に自国の国旗の取り下げを要請。ロシア、米国、オランダ、スロベニアなども続き、最終日にはほとんどの選手の紹介欄で国旗が非表示になった。
その後、主催者は、中国での配信に影響が出たことから台湾の旗を非表示にしたと説明し、一連の対応の不手際を謝罪した。
最近、外国の要人が頻繁に台湾を訪問するなど、政治、外交分野で台湾の存在感が注目される中、スポーツ分野でも台湾を支援する国際社会の輪が確実に広がっている。(矢板明夫)(以上)
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