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何でもかんでも発表すればいいというもんじゃない。南鳥島のレアアース。

 海洋研究開発機構と東京大のチームは21日、南鳥島周辺の海底の泥にレアアース(希土類)が高い濃度で含まれていることが、深海調査研究船「かいれい」による調査で判明したと発表した。南鳥島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)には、ハイブリッド車に使われるジスプロシウムなどのレアアースが国内消費量の230年分埋まっていると推定されるという。資源のない日本にはまさに朗報である。日本近海のメタンハイドレードの存在も注目されており、日本が近い将来には資源大国なる可能性もあり、これからの掘削、採取に関する技術革新が一層期待されるところだ。
 だが一方で、これらの情報を無定見に提供する政府、調査機関の姿勢に、一抹の不安を覚える。折りしも、わが国固有の領土である尖閣諸島に対し、中国が言いがかりともいえる領有権を主張している。この南鳥島についても、中国は単なる「岩」といって、日本の「島」とは認めていない。
 中国が尖閣の領有権を主張し始めたのは、1968年の海底調査の結果、東シナ海の大陸棚に石油資源が埋蔵されている可能性があることが指摘された1971年以降だ。中国の主張はミエミエだ。資源ほしさに歴史を捏造してまで領有権を主張する。歴史を捏造するのは共産主義のひとつの政治手法にすぎないから、特段驚くことはないが、南鳥島にレアアースが多量に埋蔵されていることが明らかになれば、中国がどう出てくるかは火を見るより明らかではないか。なのに、なぜこの時期に、あえてこういう情報を提供するのか。調査は海洋研究開発機構と東京大学の合同チームで、純粋に学術調査かもしれないが、文科相などの国庫補助金が投入されているはずだ。国のエネルギー戦略、エネルギー安全保障に直結する学術調査だ。まさに国益を背負った調査といってもいい。であれば、この研究成果は、国に帰属し、その調査結果はいち調査機関の判断で公言できるはずはない。今回の報道が、どういう経緯で発表されたのかはわからないが、中国やロシアにとってみれば、国家機密に属する情報だ。国は情報管理についてもう少し神経を使わなければならない。
 役人にしろ政治家にしろ、平和ボケの中で育ってきた連中だろうが、国家間は武器を使用しない「情報戦」をしているという覚悟で、日々の業務を緊張をもって遂行してもらいたい。
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