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日本の高度医療。外国人いらっしゃーい。

 今日、たかじんのそこまでいって委員会を見ていると、TPP参加で医療が崩壊するかが議論になっていた。TPPに参加すると日本の高度医療を目指して中国から沢山の人が日本に治療にやってくる。当然自由診療だから高いが、中国の富裕層はそんなこと関係ない、金に任せて高度の医療を要求する。すると病院も、健康保険で治療するよりも自由診療のほうが儲かるから、そちらを優先する。医者も高給のそちらにつられていく。すると金のある人は高度医療をうけられるが、金のない人はそれがうけられないという格差をうみ、国民皆保険制度が崩壊するという。 賛否両論出ていたが、ワシは中国人はじめ外国人が日本に高度治療にくることに反対はしない。しかし、料金は外国人価格を設定してもいいと思っている。韓国や中国に観光にいくと、日本人が買うお土産は、日本人価格が設定されていて相場よりも高い。これと同じで、日本の高度医療についても韓国、中国人など外国人価格を設定する。日本の治療費の5倍はとってもいい。しかし、4倍相当分は国民保険財政のほうに還元しなさいという制度をつくったらいい。すると中国人、韓国人、インド人など多くが日本の高度医療の治療に来れば来るほど国民保険の財政健全化に貢献し、その分国民保険制度の維持充実ができるのではないか。本当はそんなことやりたくないのだが、国保の財政が破綻仕掛けている現状を見ると、これくらい厚かましくやってもいい。韓国、中国はこれ以上にドギツイぞ。
 日本の高度医療は、日本の医療制度の上で高度化されてきたものだ。だから外国人は日本で高度治療を受けるときには、日本に対し所場代を払えというこっちゃ。
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テーマ : 社会保障 - ジャンル : 政治・経済

触診しない医者

ワシは7月から、右肩から右上腕部のスジを痛め、マグカップを持つのも儘ならない状態でパソコンを打つのも難儀していた。こういう状態だから盆まではブログの更新もできずにいた。
 整体や鍼灸院にいって痛みをとっていたが、根本的な治療にはならず整形外科で診てもらった。レントゲンの結果、頸椎症神経根症と診断された。頸椎の椎間板がすりへって、軟骨が突起し神経根を刺激しているという。だから右肩、右肩甲骨、右手のスジが痛く、右手まで痺れている。夜も寝られないくらいにスジが痛く、鎮痛剤で痛みを抑えている。
 ワシが診てもらった整形外科の先生は、問診とゴムハンマーで右肘を叩いただけで、右肩、右腕、背中、右手など見ることもせず、ましてや体を触って「ここは痛いですか」など聞きもしなかった。レントゲンの画像を見ながら、「ここに軟骨の突起があります。次回MRIを撮りましょう。」といった。整体や鍼を打ちにいったときには、スジやツボなどを押したり、腕を上下、回転させたりして痛みの原因がどこにあるかを探ってくれていたので、この整形外科医がまったくの問診とレントゲン画像だけで診断されたのには正直驚いた。
 病院で処方された薬で痛みを取っていたが、この盆の期間中に痛みが激しくなりどうしようもなくなった。盆で病院はどこも休みだったが、ある公立病院だけがやっていた。そこに駆け込み今までの経緯を話すると、整形外科と同じ判断で、再度レントゲンを撮られた。結果はやはり同じだった。だが、この先生もワシの体を見ることもなく、体を触ることもなくレントゲンの画像だけを見て丁寧に説明してくれた。
 
今の医療は高度にハイテク化されていて、触診してあたりをつけることなど不要なのかもしれない。しかし逆に、ハイテク機器がなければ、今の医者は何もできない、つまり、医者ではない普通の人と一緒だ。こういう医者は電気や医療機器のない開発途上国での医療指導もできないし、災害救援の応急処置もできないのではないか。こういうところには整体師や鍼灸師のほうが役に立つような気がする。
 医者はどちらかというと職人の世界だった。顔色、症状から病気や怪我の原因を当てる。それは知見と経験に裏打ちされたものだった。医療機器のハイテク化により知見と経験はそれほど重要視されなくなった。それは工作職人も同じだ。機械の精密化で、データ入力さえすれば、何十年と培ってきた技術が短時間で形になる。こうしてものつくり日本の技術は衰退してきたが、医療の世界も例外ではなかった。
 
もはや名医という言葉は死語になるかもしれない。60代、70代の医者はもとより、50代の医者さえも早期退職に追い込まれ、現役で活躍している医者は30代、40代ばかりという時代がすぐにでも到来しそうだ。
 そのとき彼らを医者とは呼ばないで、医療技能者と呼ぶことにしよう。

テーマ : 医療・病気・治療 - ジャンル : 心と身体