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福島原発処理水の海洋放出。韓国の主張まったく世界から相手にされず。

 東京電力福島第1原発処理水の海洋放出決定をめぐり、韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外相は17日、同国を訪問したケリー米大統領特使(気候変動問題担当)に対し、韓国政府・国民の「深刻な憂慮」を伝達し、日本への情報公開要求について米国の協調を求めた。ケリー氏は18日、記者団に対し、国際原子力機関(IAEA)と日本の適切な連携を「確信している」と強調、「米国は介入すべきでない」と述べた。
 原発処理水の海洋放出(トリチウムを含んだ処理水の海洋放出)は世界各国でごく普通に行われている。韓国でもこれまで、累積で6000テラベクレルのトリチウムを放出している。福島第1原発の保管タンクで貯蔵されているのは1000テラベクレル程度だから、韓国ではすでに日本の約6倍を海洋放出していることになる。それでも韓国は、日本が海洋放出することを許せないようだ。
 韓国人は科学的な判断、理性的な判断ができず、すべては感情が思考を決定する。感情が科学、歴史、理性を支配しているといってもいい。だから日本の原発処理水の問題は、韓国にすれば感情論の話だ。日本や世界が科学論、学術論で判断しているから、韓国の主張は世界的に見ても特異で異常だ
 韓国はアメリカを使って日本に圧力をかけるつもりでいたが、アメリカからまったく相手にされなかった。アメリカだけではなく世界のどこからも相手にされないだろう。個人間が感情のもつれで争うことは良くある話だが、国家が個人感情程度の感情論を表に出し、国際政治の場で主張するのは、世界広しといえども韓国以外にないと思う。
 韓国は歴史的にも、争いごとは声を大にして騒ぎ、周囲の関心を買おうとする。そして必ず第三者を巻き込む。この傾向は改まることはない。今回もアメリカを巻き込もうとした。アメリカ側のコメントを見ると、韓国の要求に辟易していることが見て取れる。相手にしてられないという感じだ。
 韓国がこのような理の通らない感情論を世界に主張すればするほど、韓国の国際信用は落ちる一方で、かつ世界が韓国国民を見る目も日に日に冷淡になり、嘲笑の的になることを肝に銘ずべきと思う。
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テーマ : 無法国家-韓国 - ジャンル : 政治・経済

福島原発汚染水漏水問題、工事施工テロを考えておけ。

福島原発の放射能汚染水が漏れた原因はボルトの緩みの可能性が浮上してきた。東電が汚染水漏れを起こしたタンクを解体して調べた結果、タンク底部の鋼板と鋼板を連結させるボルトが300本中5本が緩んでいたことが判明した。緩んだ5本はタンクの東端に集中していたという。つなぎ目を覆う止水材の変形も、8か所で見つかっており、東電は、緩みや変形が水漏れの原因かどうかを調べている。
 これがタンクの不等沈下が原因であれば、タンクの傾きを計測すればすぐにわかることだが、解体してまで調べているところを見るとその原因ではないようだ。また隣接して立っている他のタンクに同様の現象が見られないことを勘案すると、このタンクの施工上の問題ではないかとワシは考える。施工上の問題、つまり施工不良だ。ワシは類似する工事の経験があるが、ライナープレートかコルゲートか知らないが、これらの円弧状の鋼板をボルトで連結させるのに、人力で締めるにしろ、機械で締めるにしろ、規定の強さに締めればそう簡単に緩むことはない。仮に常時振動などで緩むとしても、ある特定の箇所だけが緩むということは考えられない。ワシは作業員の作業不完全が原因ではないかと疑っている。故意か過失か知らないが、作業日誌を調べれば、当作業を担当した作業班、作業員が特定できるはずだ。この作業員が他のタンクの作業もしていないか。該当するタンクがあれば、これも解体して調べることが必要ではないか。つまり、ワシが心配していることは、故意に手抜きをしていることである。
 今となっては故意か過失か断定することは不可能だが、あのときのドサクサである。しっかりと施工管理が出来ていなかったのかもしれない。ワシの経験からすると、鋼製のタンクは下段から積み上げられていく。全周が組み上がったら、監督員がトルクレンチという、ボルトの締め強さを計測するレンチで検査をし、合格したら上段の組み上げに取り掛かる。特にタンク下部は水圧が一番かかることころなので、この検査は厳格である。こういう施工管理が出来ていたのかと疑問に思っている。放射能の恐怖から一刻も早く作業を終了させようと、結果的に作業不良を見落としたとも考えられるのだが、ある特定の意思をもって故意に手抜きをしたことも十分に考えておかねばならない。思想的背景がないにしろ、社会不安を煽ろうとする愉快犯の存在のことだ。
 放射能汚染下の、しかも貯水タンクという狭小閉鎖空間の作業だ。作業員の苦労は言語を絶するものだろう。
こういう献身的な、真摯な作業員の苦労を無にすることがないように、東電にはしっかりとした施工管理を求めたい。
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テーマ : 伝えたいこと - ジャンル : ブログ

原発の安全性って何?

 敦賀発電所(福井県)の原子炉建屋直下に活断層がある可能性が出てきたことで、また原発の再稼働が遠のいた。原子力安全委員会の班目委員長も原発安全性を証明できなければ、再稼働は不可能になるとの見通しを示した。
 活断層があるとわかった以上、その上に立地する原発が、誰が安全といえようか。だからといってそれが即、原発の稼働停止になるのか。科学技術は日々発展している。当時の技術水準では発見されなかったことが、機器の発明や改良で発見できたり、新しい手法で発見されることはよくある。今回の活断層もそうだ。活断層というからにはそれが動く可能性があるということだが、問題はその確率がどうかということだ。ここ数十年の内に動く可能性があるのか、数百年は動かないといえるかだ。現代の知見をもってしてもわからないというのなら、その上にある原発は、いつになったら稼働できるのか。永遠に稼働できないかもしれない。それでいいのかな。大都市の地質も調べて見たらいい。敦賀原発と同じように、直下に活断層が走っているところはたくさんある。東京の高層ビル、高層マンションの下に活断層が見つかれば、ビルやマンションの住人はみんな引越しするんでしょうかね。
 科学の発達で、いままで未知だったことが明らかにされてきたら、日本の国土には何も建設できないってことになりかねない。「絶対安全」教という新興宗教がいま、日本に急速に広まっている。そのうちハルマゲドンがやってくるという輩が現れるかもしれない。いつか聞いた言葉だが。敦賀原発は1970年に運転を開始してもう42年目だ。その間この活断層は活動しなかった。この活断層がいますぐ活動する兆候はないので、この先十年は活動しないとしても、運転開始から半世紀は安全に稼働できたのである。当時の技術水準でも、少なくともこのくらいのことは予測できたということだ。であれば、これからの科学技術の発達を考えると、すくなくとも1世紀やそれ以上の予測ができるようになるのではないか。その間に原子炉の緊急停止などの安全技術も飛躍的に発達するだろう。我々はそう信じてもいいのではないか。科学を否定して人間の未来や幸福はないと思う。科学と共存していくところに人間の智慧があるような気がする。

テーマ : 「原発」は本当に必要なのか - ジャンル : 政治・経済

仙谷もたまにはいいこと言うね。

 安全性と必要性が確認できたとして、関西電力大飯原発3号機・4号機の再稼働を進めている野田内閣に対して、橋下大阪市長が噛みついている。安全性に対する説明が不十分だという。政治家が安全性を確認できるわけがないとも言った。民主党政権打倒宣言までして、相当に頭に血が上っている。これに対し、 民主党の仙谷由人政調会長代行が、「原発全停止なら、日本が集団自殺するようなものになる」と発言して波紋を広げそうだ。
 仙谷は名古屋で講演し、「(原発を)直ちに止めた場合に、日本の経済と生活がどうなるか考えておかないと、これは、日本がある意味で、集団自殺するようなことになってしまうのではないか」と述べた。橋下VS民主党、橋下VS仙谷の様相を呈してきた。最近にないヒットだ。この論争の行方もそうだが、ワシは、あの仙谷が、あの極左の仙谷が、あの中国の子飼いの仙谷が正論を言ったことに驚きを覚えた。
 ワシは再稼働を認めないという橋下の論調には賛成できない。橋下はちょっと感情的になっている。原発事故を心配する気持ちはわかるが、だったら、どういう状態になれば橋下は安全だと判断するのかどういう状態にしてもらいたいのかという具体的な指標を示すべきだが、橋下から定量的な言葉は出てこない。ただ漠然と、安全性が確認できないと喚いていらっしゃる。国政のキーマンになろうとしている人間には、もう少し冷静な判断、態度がほしい。それに比べると仙谷はいいね。仙石の発言、ワシは文句なく全面賛成だ。これが最初で、最後かもしれないが。今日は少しだけ仙谷を見直した。これだけの判断ができる人間が、どうして海保の巡視船に衝突してきた中国人船長を釈放するのかねー。また自衛隊を暴力装置と言ったりしたが、自衛隊に対してなぜもっと冷静に見ることができないのかねー。これ本当に仙谷の本心から出た言葉なのかと疑いたいくらいだ。こういう建設的な意見が、原子力問題だけでなく、防衛問題、対米外交、対中、対ロ、対韓外交、TPPなどで出てくれば、民主党の支持は一気に増えると思うんじゃがのー。ワシだって応援するつもりじゃ。対中土下座外交専門のノータリン自民党よりはマシだろうよ。しかし仙谷が、野党にいたとしたら今日のような発言をしたか、疑問だな。政権与党の立場だから出た言葉かもしれないが、それはそれで、責任ある立場にいる人間の発言として評価するよ。仙ちゃん。

テーマ : 環境・資源・エネルギー - ジャンル : 政治・経済

原発の安全性に国民の理解って?

 政府は関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を認めた。これに対し橋下大阪市長は、「民主党政府を倒す」と息巻いている。原発の安全性に対する懸念が払拭されていないことと、電力供給能力のデータが開示されていないことへのいらだちである。去る3月に行われた時事通信社の世論調査でも、原発の再稼働に58%の人が反対しており、原発の安全性についても74%が安全でないと答えている。国は再稼働に対して地元住民や国民の理解を求めていくというが、国民はどういう状態になったら安全と判定するのか。「安全性の確保」という言葉ばかりが先行しているが、この安全性という言葉の定義が人それぞれで、この得体の知れない言葉が今の日本を支配している。
 東電や関電が安全といっても、政府や国民は信用しない。かといって政府や国民は、どういう状態になれば安全と判断するかという指標を示さない。まったく無意味な議論ばかりが誌上を賑わしている。だいたい原発の安全性を議題にすれば、地元住民や国民が納得するすることはあるのか。ワシはありえないと思う。国民は100%の安全を求めるから、隕石が原子炉に落ちない、落ちても大丈夫だと言わない限りOKしない。誰も検証できないのに。国民の言う安全性とは、所詮このレベルの話なのだ。だから原発の安全性を国民に理解させるのは無理であり、無駄なのだ。国民に理解してもらうことは、エネルギー政策への理解であり、原発の必要性についてだ。この理解が得られれば科学者、技術者、行政が一体となり、最高の叡智を結集して建設にあたることだ。安全性の議論に国民の理解なんていっていたら何事もできなくなる。あとは政治の決断だ。

テーマ : 環境・資源・エネルギー - ジャンル : 政治・経済